2018年05月31日

ハネウェルのソルスティス zd 冷媒、世界最長の海底トンネルの 空調に採用 環境負荷の低減に寄与

ユーロトンネル、英仏海峡トンネルの新しい冷房システムに持続可能なソリューションを採用、エネルギー消費を年間4.8GWh 33%) 以上削減

[仏・サンガット] 2018年5月31日 – ユーロトンネルは本日、英仏海峡を結ぶ海底トンネルであるチャネル・トンネルに同トンネル内の適温維持を目的に新規に導入した冷房システムについて、稼働開始後1シーズンで33%の省エネを達成したことを示す正式なデータを公開しました。新しい冷房システムの導入によって2017年中に削減されたエネルギー量はおよそ€500,000に相当する4.8 GWhで、この削減量は住宅1,000件が消費する電力量に相当します。

この度公開した新しい冷房システムの運用データは、ユーロトンネルの持続可能性への取り組みを大きく推進するものです。ユーロトンネルは、2015〜2016年のカーボンフットプリントを2012〜2013年から比べ9%削減を達成したことから、5年連続で英Carbon Trust Standardの認定を受けています。

チャネル・トンネルの所有者であるGetlink(ゲットリンク)社、副CEOのフランソワ・ゴーティ氏は、「ユーロトンネルでは、環境保護方針に則り数々の取り組みを行っており、チャネル・トンネルの冷房システムを入れ替えることは、エネルギー消費量とカーボンフットプリントを削減する機会であると認識しました。これを実現し、チャネル・トンネル内の気温を最適に保つには、欧州で最大となる、新しい冷房システムに切り替える必要がありました。地球温暖化係数(GWP)が極めて低いハネウェルのソルスティス zd冷媒と、当社の大型ビルや施設への導入実績があるTrane(トレイン)のチラーは、当社の目指す省エネ化および環境性の向上を実現する最良の組み合わせです。」とコメントしました。

チャネル・トンネルは、イギリス海峡(ドーバー海峡)に建造された、英ケント州フォークストンと、仏北部パドカレ間を結ぶ海底トンネルです。空調管理をしない場合、トンネル内の気温は高速鉄道の通常運行により生成される熱で35℃以上にもおよびます。新しく導入された冷房システムは、坑内気温をほぼ25℃に保ちます。

冷房システムは、4台のTrane製大容量(2600 kW 〜 14,000 kW)チラー 「Eシリーズ CenTraVac™」にて構成されています。Traneは、米Ingersoll Rand(インガソール・ランド)社傘下のブランドで、空調ソリューションおよびサービスの世界的リーダーです。これらのチラーは、同容量クラスで2番目の性能を有する機器に比べ、10%以上高い省エネ性能を有しています。導入された4台のチラーのうち、2台は2016年に仏・サンガットにて稼働を開始し、残りの2台は英シェイクスピア・クリフにて2017年10月から稼働しています。

トレイン、欧州担当副社長兼ゼネラルマネージャーのジョゼ・ラロッジア氏は、「Eシリーズは、低環境負荷で、低GWP冷媒を用い、高効率の設計を採用した当社のEcoWise 製品群の一部で、温室効果ガス排出を低減する製品開発という当社全体の取り組みを体現している製品です。欧州各地であらゆる用途で採用されているこれらのチラー製品は、安全性、信頼性と性能を損なうことなく環境フットプリントを低減すると同時に、お客様の目指す運用コストの低減に寄与しています。」とコメントしました。

Solstice®(ソルスティス)zdは、ハネウェルが「ソルスティス」ブランドで展開する、性能を損なうことなくカーボンフットフリントを低減する製品の一つです。ハネウェルのハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術をベースとするソルスティス zdは、不燃で、GWPがわずか1の、現在市場に流通する不燃冷媒の中で最も低いGWPを実現した製品です。ソルスティスzdを導入することで、以前チャネル・トンネルで使用されていたR-22に比べGWPを99%低減しました。ソルスティスzd冷媒は主に、大型ビルや施設の空調に用いられる遠心式チラー、オーガニックランキンサイクル(ORC)や、高温ヒートポンプで用いられています。

ハネウェル、フッ素化学品事業部、欧州・中東・アフリカ・インド担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー のジュリアン・スレは、「環境目標の達成に寄与できる特性を持つ、ソルスティスzd のようなソリューションへの需要は、世界中で高まっています。欧州のチャネル・トンネルなどの大型建造物に採用されたことは、省エネ化、CO2排出削減と法規制に適合する当社の冷媒が、最大規模もしくは困難な空調設備設置プロジェクトにおいても容易に導入できることを示すものです。当社では今後も、次世代の低GWPソリューションへの移行に向け、引き続き産業界をサポートしてまいります。」とコメントしました。

Getlink SE (ゲットリンク SE)社について
Getlink SE (ENX およびLSE: GET)は、チャネル・トンネルのインフラストラクチャーおよび、英フォークストン – 仏パドカレ間のトラックシャトルおよび乗客シャトル(乗用車・バス)を運営しています。Eurotunnel(ユーロトンネル)は、海峡横断手段として最も速く、信頼性が高く、容易で、環境に優しいチャネル・トンネルの事業権を2086年まで有しています。過去24年間、4.1億人以上、8千万以上の車両が利用した、チャネル・トンネルは、陸路によって欧州大陸と英国を結ぶ重要な交通インフラです。Eurotunnel Groupは、子会社Europorteを通じて鉄道貨物事業を運営しています。Europorteは幅広い鉄道貨物事業の他、子会社ElecLinkを通じて国際送電網を運営しています。https://www.getlinkgroup.com

Ingersoll Rand(インガソール・ランド)および Trane(トレイン)社について
インガソール・ランド(NYSE:IR)は、快適で持続可能な効率的な環境を創出することによって、生活の質を向上させています。従業員とClub Car®Ingersoll Rand®Thermo King®Trane®を含む各ブランドが協力し、住居およびビルにおける空気の品質および快適性の向上、食品および生鮮品の輸送と保存、工業生産性および効率性の向上に取り組んでいます。私たちは140億ドルの規模を持つ世界的な企業として、持続的な進化および永続的な成果を実現する世界に貢献しています。トレイン社は、エネルギー効率に優れた暖房、換気、空調システム、建設および請負サービス、パーツサポートおよび高度な制御の幅広いポートフォリオによって室内環境を最適化するソリューションを提供しています。詳しくは、www.ingersollrand.com またはtrane.com  をご覧ください。

Honeywell(ハネウェル)について
ハネウェル (www.honeywell.com) は、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートされた、ソフトウェア技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、自動車、家庭、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを 「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroom をご覧ください。冷媒について詳しくは、https://www.fluorineproducts-honeywell.com/refrigerants/ をご覧ください。

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