2017年07月26日

ハネウェルの低GWP冷媒2種が「不活性ガス」に分類

高圧ガス保安法冷凍保安規則改正により、「ソルスティス™ N40 (R-448A)」および

「ソルスティス™ zd (R-1233zd)」冷媒が、冷凍則の「不活性ガス」として分類

2017726 - ハネウェル(NYSE: HON、日本法人ハネウェルジャパン株式会社/東京都港区/代表取締役社長 エリック・ワグナー)は、このたび7月25日に施行された高圧ガス保安法 冷凍保安規則(経済産業省)の一部改正を受け、当社の低GWP(地球温暖化係数)次世代冷媒「ソルスティス™ N40 (R-448A)」および「ソルスティス™ zd (R-1233zd)」が不活性ガスと分類されたことを発表します。この改正は、日本政府が主導する地球温暖化対策の一環であるHFC(代替フロン)の削減に向け、温室効果ガス削減に寄与する新たな冷媒の位置づけが迅速になされるようにするものです。

ハネウェルジャパン、アドバンスド・マテリアル部門長の瀧瀬勝之は、「このたびの法改正は、先に合意されたモントリオール議定書キガリ改正を含む、地球レベルでのHFC削減に向けた国内の強い取り組みをさらに進めるものです。ソルスティス冷媒は、環境配慮性に加え、機器の性能を向上することで空調冷凍冷蔵機器の省エネや、全体コストの低減に寄与する代替冷媒であるとして、国内でも多くの機器メーカー様やユーザー様に選ばれています。当社は、国内機器メーカー各社と密接に連携し、安心、安全で快適な空調と冷凍冷蔵を、より環境性に優れた形でお届けするための取り組みを継続してまいります。」とコメントしました。

このたびの改正は、高圧ガス保安法における冷凍則(冷凍保安規則)においても一般則(一般高圧ガス保安規則)等と同様、可燃性ガスの判定基準を加えることにより、新冷媒が、個別に掲名されずとも可燃性ガス又は不活性ガスの判断を可能にするものです。これまでは、新たな冷媒が開発された場合、不活性ガス、特定不活性ガス、不活性ガスを除くフロン、それ以外 として位置づけるためには、冷凍則において、それぞれガス名を掲名して定義する必要がありました。新冷媒の適合性については、公益社団法人日本冷凍空調学会に設置された新冷媒評価委員会により、新たな冷媒が当該判定基準に適合するかどうかの判断を行い公表することで、新開発冷媒の分類位置づけが判断できるようになります。

ハネウェルの「ソルスティス N40 (R-448A)」および「ソルスティス zd (R-1233zd)」は2016年5月に新冷媒評価委員会より冷凍保安規則の不活性ガスに掲名できる条件を満たしていると判定されており、本冷凍保安規則改正により高圧ガス保安法の冷凍則においても不活性ガスと分類されます。

  • ソルスティスN40(R-448A)は、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)による混合冷媒で、R-22(HCFC、ハイドロクロロフルオロカーボン、2020年に製造廃止)およびR-404A(HFC、代替フロン) よりも環境配慮性に優れ、また省エネルギー効果による実践的な代替冷媒として開発されました。冷凍冷蔵ショーケース、冷温倉庫やブラストフリーザー(急速冷凍機)などの冷蔵および冷凍機器向け次世代冷媒であるソルスティスN40のGWPは1,387(AR4)* で、R-404AのGWP 3,922* に比べ65%*低く、不燃・無毒(ASHRAE A1)で、オゾン層を一切破壊しません。

    ソルスティスN40 (R-448A)冷媒は、主に食品小売産業で使用される冷凍冷蔵ショーケース用コンデンシングユニット用途で世界的に採用されています。日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(販売元 日立アプライアンス株式会社)、パナソニック産機システムズ株式会社、東芝キヤリア株式会社、Emerson社、Bitzer社などの機器メーカー各社の機器対応が進んでおり、国内でも食品小売店舗への試験導入が進んでいます。

  • ソルスティスzd(R-1233zd)は、不燃で無毒(ASHRAE A1)のエネルギー効率性の高いR-123およびR-245fa代替冷媒です。HFO単一組成の冷媒で、GWPが1と非常に低くオゾン層を一切破壊しません。大型ターボ冷凍機用途で既に採用が進んでおり、また、ORC(オーガニックランキンサイクル)の排熱利用用途での代替作動媒体としても適用可能です。

    ソルスティスzd (R-1233zd)は、主に大型商業施設や精密機械工場向け空調として使用される大型ターボチラー用途で世界的に採用されており、国内では三菱重工サーマルシステムズ株式会社およびトレイン・ジャパン株式会社から対応機器が販売されています。

ハネウェルは、当社が開発したHFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術をベースとした、従来の機器性能を損なうことなくカーボンフットプリントの削減を可能にする「ソルスティス」ブランド製品群として、業務用冷凍冷蔵用、空調用、およびカーエアコン用冷媒フォーム用液状およびガス発泡剤溶剤および エアゾール用噴射剤 を開発、製造、供給しています。

ハネウェルのソルスティス冷媒について詳しくは、日本語ウェブサイト
www.honeywell-refrigerants.com/japan/  をご覧ください。

 

*注記:本文のGWP(地球温暖化係数)値は、 IPCC AR4(第4次報告書)によるものです。 IPCC AR5(第5次報告書)によるGWP値はR-404A3,943 および ソルスティスN401,273)です。ソルスティスzdHFO-1233zd)は、AR5以降に掲載されています。

 

ハネウェル(www.honeywell.com)は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機から車両、家庭からビル、工場から物流、そして作業者まで、あらゆるものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroomをご覧ください。

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