2015年01月16日

ハネウェル、次世代の低GWP(地球温暖化係数)ガス製品 Solstice®(ソルスティス®)HFO-1234ze(E)のフル生産を開始

エアゾール、押出発泡ポリスチレン、冷媒用途に向け米ルイジアナ州バートン・ルージュ工場から世界へ供給

[東京] 2015年1月16日 – ハネウェル(NYSE: HON) フッ素化学品事業は、低GWP(地球温暖化係数)を特徴とする次世代ガス製品「HFO-1234ze(E)」について、同社の米ルイジアナ州バートン・ルージュ工場にて本格的な商業生産を開始いたしました。化学名HFO-1234ze(E)で知られる本製品は、ハネウェルの低GWP製品群ブランドである「ソルスティス®」として販売されており、地球環境に配慮した次世代ガス製品としてエアゾール噴射剤、断熱用発泡剤および各種冷媒用途で急速に採用が拡大しています。また日本国内においては、2015年4月にフロン排出抑制法(改正フロン回収・破壊法)の施行が予定されています。これに伴い、置き換えが推奨されるガス製品として「HFO 1234ze(E)」が候補に挙げられていることから、今後より一層の需要拡大が見込まれています。

ハネウェル、フッ素化学品事業副社長兼ゼネラルマネージャーのケン・ガイヤーは、「ハネウェルのバートン・ルージュ工場は、GWPが1未満と非常に低い製品を世界中のお客様にお届けする体制を整えることができました。当社ソルスティス®低GWP製品シリーズは、近年、非常に需要が高まっており、今回フル生産を開始したソルスティス®HFO-1234ze(E) についても、既に世界中のお客様に採用いただいております。」とコメントしています。

ハネウェルのバートン・ルージュ工場は、1945年の設立以降フッ素化学品事業を含むパフォーマンス・マテリアルズ・アンド・テクノロジーズ(PMT)事業の主力製造拠点で、200名以上の従業員を擁しています。

次世代の素材であるHFO-1234ze(E) は、ODP(オゾン破壊係数)ゼロ、米国試験材料協会ASTM E681標準およびISO 10156:2010試験による不燃性と、1未満の低GWPを特徴としており、また米EPA(環境保護庁)およびカリフォルニア州大気資源局(CARB)により非VOC(非揮発性有機化合物)であると認定されています。HFO-1234ze(E) は、エアゾールおよび押出発泡ポリスチレンやウレタンフォームなどの断熱材用発泡剤用途において、従来のHFC-134a (GWP:1,300)やHFC-152a (可燃性、GWP:138)の代替素材として認識されています。さらにハネウェルのHFO-1234ze(E) は、大型空調や業務用冷凍冷蔵用途におけるHFC-134a の代替としても他の低GWP冷媒に比べ高いエネルギー効率を発揮します。

HFO-1234ze(E) は、CO2と同等もしくはそれ未満の非常に低いGWPを示すソルスティス®  HFO(ハイドロフルオロオレフィン)製品シリーズの一つであり、安全性に優れ、地球環境保護に大きく寄与することができる商業化されているソリューションです。ソルスティス®HFOは高GWPのHFCを代替し、エネルギー効率性に優れ、安全に使用可能で、オゾンを破壊せず、地球温暖化係数が最も低い製品です。

ハネウェルは、ソルスティス®HFO製品シリーズとして、カーエアコン冷媒向け「ソルスティス® yf 」、エアゾール向け「ソルスティス®噴射剤」、発泡用途向け「ソルスティス®LBA(液体発泡剤)」「ソルスティス®GBA(ガス発泡剤)」や、産業用溶剤向け「ソルスティス®機能性溶剤」などを展開しています。これらの製品は、米EPAの重要新規代替品政策(SNAP)プログラムに認定されています。

ハネウェルは、2014年9月に米ホワイトハウス(大統領官邸)で開催されたHFC削減に関するイベントにて、モントリオール議定書が定める先進国環境施策の区切りとなる2020年以前に低GWPの冷媒、発泡剤、エアゾールおよび溶剤の生産拡大を進め、高GWP物質であるHFC(ハイドロフルオロカーボン類)の米国内年間排出量50%削減(CO2換算ベース)を推進していく方針を発表しました。ハネウェルではHFCを低GWPのソルスティス®製品群で代替した場合のCO2換算ベース排出削減量は2025年までに3億5千トンに達すると試算しており、これは自動車7千万台の1年分の排出量に相当します。

ハネウェルのフッ素化学品事業は、産業をリードする低GWPのHFO製品に加え、世界の大手空調冷凍冷蔵機器で採用されているODPゼロ冷媒、省エネ性能に優れた断熱フォーム向け発泡剤、ガソリン製造および製鉄向けフッ化水素酸や、核燃料向けプリカーサなどを製造、供給しています。

 

ハネウェル パフォーマンス・マテリアルズ・アンド・テクノロジーズ(PMT)は、最先端素材およびプロセス技術の開発と製造分野における世界的なリーダーです。アドバンスド・マテリアルズ事業では環境にやさしい冷媒や、防弾ベスト、ナイロン、コンピュータチップ、医薬品包装向け素材など、幅広いさまざまな高機能製品を製造しています。UOP (www.uop.com) が開発したプロセス技術は、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料、石油化学製品、再生可能燃料を効率的に生産するための基礎技術として世界中のほとんどの精製業者で採用されています。プロセス・ソリューションズ事業(HPS、www.honeywellprocess.com)は、業界のパイオニアとして石油&ガス、石油精製、パルプ&紙、産業用発電、化学および石油化学、バイオ燃料、ライフサイエンス、金属、鉱業の諸産業に向けオートメーションコントロール、計装とサービスを提供しています。

ハネウェルインターナショナル(www.honeywell.com)は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙分野の製品 およびサービス、ビル/住宅/産業用の制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。ハネウェルのニュース・詳しい情報は、 www.honeywellnow.com をご覧ください。

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■ ハネウェル バートン・ルージュ工場(米ルイジアナ州)

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(写真提供:ハネウェル)

 

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